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借金〜誰から借りるか〜


契約書の読み方講座

契約書には様々な独自用語が使われています。ここではこれら、契約書でよく使われている言葉の説明などなどをしていきたいと思います。

用語 有効期限
意味 継続的に役務を提供するような契約、当事務所でよく作成するのでいうなら、ホームページの維持更新やコンピュータの保守契約の場合、契約書に有効期限をいれます。またこの条項を入れておくことによって、役務を提供される側にとっては、役務を提供する側が有効期限が過ぎてもまた契約を更新してもらうためによりよいサービスの提供に努めるための心理的圧迫にも使われます。

用語 期限の利益 
意味 これは、金銭貸借契約書の中でよくみかけるもので、大抵お金の貸し借りの時には「期限の利益喪失」条項が入っていて、債務者が破産したり、他の人に差押えをされたり、分割でのお金の支払いが遅れると適用されるようにかかれてします。期限の利益とは、期限が来るまで支払を待ってもらえる権利のことなんです。債務者が破産したり、差押えされたりすると、債権者側にとっては債権を回収できなくなる可能性が高くなり、たとえば分割払いで債務者が他の人に差押えされているのに、悠長に次の分割支払期限を決めている日まで待ってからとりたてをするなんていうことになると、とりっぱぐれる可能性が高くなります。それを防ぐために、こういう事項が起こったら債務者の期限の利益がなくなり、一括で残りの全部のお金を払ってもらうよという条項です。

用語 捨て印
意味 契約書の欄外に押されている印を見たことがある人がいるかもしれませんが、これを捨て印といい、後で契約書の内容を訂正する必要があったとき、わざわざ契約当事者が訂正するために 印鑑 を持って集まるのが面倒くさいので、元々訂正印としての捨て印を押しておいて、内容の訂正を、契約書を持っている人だけでできるようにする方法です。賢明なこのHPの読者(今時こんな表現するのは私ぐらい)ならお気づきだと思いますが、この捨て印というやり方、契約書を持っている人が悪い人だったら内容をその悪い人の都合の良いように変えることができます。というわけで、むやみに捨て印は押してはいけないのです。というより押さない方がいいです。
といいつつ、自動車保険などの契約の場合、定型の契約書面に捨て印を求められることがあると思いますが、こういうときは、その保険屋さんが信頼できるなら押してあげないとたぶん契約できません。

用語 甲・乙
意味 例えば、第一条 行政書士亀井健士(以下甲)は・・・などというように当事者の氏名をいちいちフルネームで書くことが面倒なので省略のために使われます。もちろん甲と乙、契約書の表現ではどちらが上でどちらが下という差はありません。単なる略語なので、別に行政書士亀井健士(以下けんちゃん)でも全く問題ないのですが、もし契約書が裁判で証拠として採用されて読み上げられでもしたら、さすがに「けんちゃん」では恥ずかしいので甲・乙・丙などを利用するのが無難でしょう。

用語 手付
意味 手付とは契約で、一方がもう一方の契約当事者にお金やそれにかわる有価証券を相手に交付することです。
手付の意味は契約が確かに結ばれたことを証明する意味と、手付けを渡した方が契約を履行しない場合にその手付金をもらえる違約金としての手付け、損害賠償額を前もって決めておくという意味の手付けの3つの意味がありますが、契約書を読む上では普通、相手が契約の履行に着手するまでは手付けを払った方はその額を放棄、もらった方は手付けの倍返しをすることによって契約を解除できるということだけ覚えておけばいいでしょう。売買契約でも使われますが、何かをサービスを提供するような業務契約の場合に手付けの条項をつけておくと便利です。逆に、もしかしたら契約を履行できないかも・・・と不安のある場合はつければ逆に損になるので止めておきましょう。

用語 管轄裁判所
意味 法律上、裁判はどこの裁判所で行うか決まっています。原則的には被告の住所地の裁判所なのですが、例外が多数あります。よって、契約する相手方が自分から遠いところで裁判することになると旅費だけで負担が増えます。これを防ぐために契約書でこの契約による訴訟は甲の住所地を管轄する地方裁判所を第一審の管轄裁判所とする、などとして決めておけば万が一裁判になっても甲に有利なところで裁判が出来ます。

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