契約書の作り方・書き方講座

本サイトの利用規約・プライバシーポリシー

契約書に確定日付をいれる

契約書の作り方・書き方講座

消費者金融等からお金を借りるときは消費者金融会社自体が契約書を用意しますが、友人同士などでお金の貸し借りをする場合等は当然自分たちで契約書を用意する必要があります。本サイトはこのような場合に作る契約書の作り方について記載しています。


当事務所は特に男女の問題(不貞婚約破棄の慰謝料のための示談書・離婚協議書)を専門的に作成しております。男女問題の契約書の作成お見積もり・ご依頼は男女問題の示談書/離婚協議書お見積もりご依頼フォームからお願い致します。

契約書の用語についてはこちら

借金〜消費者金融から借りるか知り合いから借りるか〜

お金の貸し借りの契約書などについてはこちらからご依頼ください。



契約書を作成する上で、最低限必要なのは、
1誰と誰が、
2何を
3どのようにして、
4どのような条件で、
5いつ契約した。
6その契約当事者同士の署名押印(記名押印)です。


契約書の紙の数が複数枚にわたるときは、2枚ぐらいなら、紙をずらして、余白などに署名押印した者が全員で割り印し、枚数が多くなるときは、 ホチキス で本状にとめ、そのページ間を同じように全員で割り印します。

契約書で注意しなければならないことは、せっかく契約書に書いたとしても法的に無効なものがあるということです。特に示談書や和解書・金銭消費貸借契約書などそのようなことが多々あるのでお気をつけください。

あくまでご自身で契約書を作成されるなら全くの0から始めるよりもすぐに役立つ契約書式モデル集最新版 などを参考に、書式を適宜変更して作成する方がよいでしょう。ただ、書式はそのままは自分の契約に当てはまらないこともあるということにお気をつけください。

以下は金銭消費貸借契約書(お金の貸し借り)の基本様式と行政書士顧問契約書を参考に契約書の作り方の基礎を書いています。もし、下記の契約書を利用されて契約書を作成されたとしてもそれにつき当方は何らの責任も負いません。

印紙                               金銭消費貸借契約書

                                                徳島県徳島市南末広町4−54−201
                                                           貸し主(甲)亀井健士

                                                山口県山口市大字吉田XXXX−x
                                                           借り主(乙)阿波太郎

第1条 甲は平成16年9月1日、金弐百万円を貸し渡し、乙はこれを受け取り借用した。
第2条 乙は元金を平成20年9月1日までに、甲方に持参もしくは送金して支払うものとする。
第3条 利息は年5%と定め、毎月末日限りをもって甲方に持参もしくは送金して支払わねばならない。
第4条 乙が期限までに元金又は利息の支払いを怠ったときは、乙は甲に対し、その翌日から完済に至るまで年6%の遅延損害金を支払わねばならない。
第5条 以下の場合には、甲からの通知催告がなくても当然に期限の利益を失い、乙は直ちに債務の全額を弁済しなければならない。
@一回でも利息を期限に支払わないとき
A他の債務につき、仮差押え、仮処分又は強制執行を受けたとき
B他の債務につき、競売、破産又は再生手続開始の申立があったとき
C甲の振り出し、裏書き・保証に関わる手形・小切手を不渡りとしたとき
D乙が甲に通知せず乙が住所変更したとき
第6条 本契約に関して訴訟の必要が生じた場合には、甲の住所地を管轄する地方裁判所を第一審の管轄裁判所とする。
上の通り契約が成立したので、本証書二通作成し各署名捺印して、甲乙各一通を保有する。
平成16年9月1日
徳島県徳島市南末広町4−54−201
亀井健士 印
山口県山口市大字吉田XXXX−x
阿波太郎 印


5条 期限の利益とは期限が来るまではその債務を支払わなくて良いという債務者の利益です。これを書いておくことによって債権回収が難しくなっているのにそのまま期限が来るまで待たねばならないということを防ぎます。

第6条 相手と自分の住んでいるところが遠い場合、自分に近い場所で裁判をすることを決めておいた方が得です。基本的に裁判は出ないと自動的に負けます。書面で決めておけば第一審に限り合意で管轄裁判所を決められます(民事訴訟法第10条)

印紙

行政書士顧問契約書*1

委任者株式会社亀井興業を甲、受任者行政書士亀井健士を乙として*2甲乙間において下記の通り行政書士顧問契約を締結する。*3

第一条*4       甲は乙に対し、次の各号を委任し、乙はこれを受任する。

    1号 甲の事業の遂行に関し、必要な許認可等の申請および権利義務、事実証明に関する書類、(実地調査に基づく図面類を含む)の作成について、常時相談に応じて意見を述べること。

2号 甲の事業について前号のほか、法律上の観点から必要に応じて助言すること。

    3号 前各号に定める事項のほか、甲の個別的委任により、許認可等の申請または書類作成及び提出代行等の業務を行うこと。

第二条       乙は甲から、前条の規定に基づき相談を受けた事項、その他甲の事業に関し職務上知り得た事項について、甲の秘密を遵守しなければならない。

    二項  乙は甲から委任を受けた事項については、法令に反しない限度において、甲の利益のため誠実に受任事項を処理しなければならない。

第三条       甲は乙に対し、顧問料として月額金弐億円*5(税込み)を前月末日までに乙の事務所へ持参または送金して毎月前払いする     。

      二項  前項に規定する顧問料額は、将来経済事情の変化、委任事務の増加あるいは減少により、不適当となったときは、甲乙協議のうえこれを増減することができるものとする。

      三項  顧問料の初回支払いは平成十四年一二月末日までに支払うものとする。

第四条       乙は甲に対し、第一条第一号ないし第二号の受任事項について、特別に調査研究を要した場合は、顧問料のほかにその実費を請求することができる。

第五条    甲が、第一条第三号に基づいて乙に委任する許認可等の申請又は書類作成及び提出代行等の業務について、甲が乙に支払うべき報酬、日当等の額は、事件の難易度に応じ、事務所に掲げる報酬額表を基準として、各業務(事件)ごとに、甲乙協議の上、報酬額表の7割を目安に定めるものとする。
第六条       乙は甲の承諾を得て、第一条第三号の規定に関する業務について、他の行政書士と共同して処理し、あるいは弁護士、公認会計士、税理士、弁理士、司法書士、土地家屋調査士及び社会保険労務士等(以下「弁護士等」という)に、関連する業務を処理又は補助させることができる。

     二項  前項の処理に要した費用、すなわち他の行政書士もしくは弁護士等に対して支払うべき手数料及び報酬は甲の負担とする。

第七条       この契約の有効期限は平成一五年一月一日から一年間とし、甲乙のいずれか一方から上記期間の満了までに解約の申し入れがない限り、同一条件で更新されたものとする。*6

第八条       この契約は、甲または乙において、いつでも解約することができる。ただし、甲は乙に対し、すでに支払った顧問料の返還を求めることはできない。

以上契約の証*7として、本書二通作成*8し、記名押印*9の上、各自その一通を保有する。

平成一五年十一月二十五日*10

委任者(甲)氏名 株式会社亀井興業 印

      住所 東京都千代田区千代田1

受任者(乙)氏名 亀井健士 印

         住所 徳島県徳島市南末広町四の五四ロイヤルコーポ末広201*11

以下余白*12


*1 表題です。なくてもいいのですが、契約の内容を一目見てわかるようにするためにつけます。

*2 (必須)当事者の表示です。これにより誰と誰が契約したものかを示します。

*3 *2とあわせて前文と呼ばれるものです。なんの契約をするかを表示しています。

*4 契約書を書く場合、通常、○条というように各契約の内容ごとに番号を振っていきます。見たときにわかりやすいのと、あとでその番号を指して、それの詳しい説明をするためにつけるものです。条→項→号の順番で小さくなっていきます。

*5 契約書でお金に関する数字は1は壱、2は弐、3は参、10は拾というように難しい漢字を使うことが多いです。当然これは変造防止です。

*6 契約の有効期限です。時間を区切っておかないと、この契約に永遠に縛られる可能性があります。

*7 日本では、基本的には(例外もあり)口約束でもりっぱな契約です。ということで、契約書を作るということは、契約書を作ったから契約が発生したのではなく、契約したからその証拠として契約書を残すわけです。

*8 契約書を二つ作るときは、その両方に署名押印します。2つ作るとその両方に印紙を貼らないといけないわけで、印紙代を節約しようとする人はひとつだけ契約書を作ってそれをコピーしたり・・・。私の場合はきっちり2部作ります。

*9 記名というのはゴム印などで名前を押してもいいってことでして、署名の場合はペンで自分の名前を書かなくてはなりません。個人同士契約するときはできるだけ署名の方が望ましいでしょう。なお、押すはんこは実印でも認印でも効力に変わりはありませんが、より裁判において証拠能力の高い契約書を作るということなら、実印に印鑑証明をつけるのが望ましいです。

*10 契約日付は必須です。この日付を基準に有効期限、遅延損害金などなどさまざまなことを決めることになるので、絶対に入れなくてはなりません。これが抜けていると、たとえば、ずっと遠い未来のことを契約していると主張されることもあり、まだ契約期日が来ていないので履行する義務はないと強弁される恐れさえあります。

*11 *2の当事者の表示で名前を書いているのにまた書くことに手間を感じるかもしれませんが、*2の当事者と署名する人が違う場合、つまり代理人が署名する場合もあるのでやはり面倒でも2つ書くべきです。

*12 以下余白と書くことにより、どちらか一方が余白部分に新たな条項を無断で書き込むことを防ぎます。